OUR CHEF

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Hideki Eto

江藤 英樹

title

PÂTISSIER

PAYSAGE / Chef Pâtissier

Hideki Eto

CAREER

1985年生まれ。辻調グループフランス校卒業。フランス・ラナプールのL’OASIS、カンヌのVilla des Lysにて修行を積む。帰国後、BEIGE Alain Ducasse TOKYO、DOMINIQUE BOUCHET TOKYO、SUGALABO、THIERRY MARXなどでシェフパティシエを歴任。現在は、自身のブランドPAYSAGEのプロデューサー兼シェフパティシエ、unisのシェフパティシエを務めている。

STORY

僕の夢はバイオリニストだった

元々のパーソナリティとして、僕は幼少期から人を喜ばせることが大好きでサプライズなども好きでした。実はバイオリニストになりたくて、小さい時からバイオリンを習い、音大を目指していましたが諦めてしまいました。その後バイオリンを作る側も検討していたり・・・既に、その時の僕の頭の中は、何かをクリエイションすることが中心となっていました。バイオリンを作ることも難しく、諦めてしまったのですが。進路を考えていた時、子供の頃にお祝いで出してくれていたケーキを思い出し、ケーキを食べている時はみんながHAPPYになる。僕はそれが好き。それなら、人を喜ばせることができるケーキを作ろうと思ったのがきっかけです。

今までフランスやカンヌでも修行し、帰国後もシェフパティシエとして様々なお店にいましたが、これらの経験のなかで苦しい、辛いと思ったことは一度もなく、僕が生み出したもので喜んでもらえる環境は楽しさしかなかったです。

因みに、もし当時の僕にお願いするとしたら、世界が広がるし、将来はパリとかに住みたいので、語学を勉強してほしいですね。

生産者への想い、社会問題への関心

僕は、活動するなら意味のある事をしたい。ただ美味しいスイーツを出すのではなく、そこに生産者の想いや社会問題への対応などを加えることで、付加価値を付けていきたいです。僕がSocial Kitchenに入り、クリエイションに付加価値をつける理由は、沢山の生産者と関わる中で、本当にみんな真摯に取り組んでいるので、そんな方達に僕達は敬意を持って素材を扱うべきだなと。消費者と生産者の間に僕達料理人が入るので、生産者の想いを伝えるのは当たり前だと思っています。今の時代はSNSなどを通して気軽に発信することもできるし、そういった活動の結果として地域活性にも繋がるのではないかとも感じますね。

僕は自分の名前が出て欲しいわけではなく、僕がクリエイションした意味のあるデザートが世界に出ていけば良いと考えています。立ち上げた「PAYSAGE」はその原点でもあります。

シェフから見える光景

僕はやはり自分の名前ではなく、ブランドが広がって欲しいです。PAYSAGEとはフランス語で風景とか景色、光景というような意味です。昔見た風景、大切な人との微笑ましい光景のような。季節やフルーツから連想されることもPAYSAGEですよね。そういった風景や光景を生み出すPAYSAGEは良いプラットフォームだと思っています。今までPAYSAGEは無店舗型でやってきましたが、フラッグシップ店舗を作ることも目標の一つです。ブランドや店舗を増やしていき、一人でも多くの方に僕が作ったデザートを届けたいですね。

僕のデザートを広めることがベースなので、Social Kitchenを通して店舗を増やし成功させることはもちろん、企業様とのプロジェクトなども行ったり、関わってくれる人を育てていくことも変わらず取り組んでいきたいです。

僕にとってのクリエイションとは

僕の場合はPAYSAGEを全面に出して成長させていきたい。そのために、色々なことをしていきたいと思っています。例えば、店舗にはサロン・ド・テやブティックだったり、Labo要素などいろんな要素が詰まった楽しいものを展開していきたいですね。

僕自身、子どもがいるので店舗には個室を作って気軽に来てくれる環境をつくったり、キッズスクールとかも、ゆくゆくは開催したいですね。もちろん、生産者とのコラボや異業種とのコラボも沢山していき、引き続き意味のあるクリエイションをしていきたいです。